この冬に着ようとしているコートですが、ゴールはもう少し。
が、袖の不具合をみつけパターンから見直すことになりました。
前回の記事はこちらです。
何か変
不具合というのは、袖をつけてから裄わた・肩パットをつけても袖山がきれいに出なかったこと。
肩パットなしの袖山。
裄わたと肩パットをつけてみました。
少しはよくなるかと思ったのですが、あまり変わらない気がしました。
ちょっと分かりにくい。
もう少し引きで撮ったらよかったなぁ〜。
原因は何か・・・?
まずやってみたこと。
袖山のイセを減らす方向で考えました。
イセを減らすということは、袖幅が減るということ。
袖のワタリが少し大きいと、本番で作ってみて感じたので、それがいいと思いパターンを引き直し。
その後、袖山の前と後ろのイセの分量に差があるので、それも調整して再度パターンを引き直し。
そのパターンでトワルを組みました。
ん〜〜〜
なんか違う。
気が付いたこと
納得できないまま置いていたのですが、パターン教室で教わった『袖山に法則に基づいた数字』をプラスしていないことにふと気がついたのでした。
すぐにパターンを引き直し、組んだトワルがこれ。
横からしか撮っていませんが、袖山のつっぱりが無くなりました。
袖山のイセ分量は、最初に作った分量に戻しました。
袖山を高くしたので、袖幅が狭くなり袖周り太過ぎが無くなりました。
習った袖山の法則が頭に入っていなかったことがショックでしたが、最初に作ったパターンより小さめに収まったのでホッ!
袖の作り直し
せっかく付けた袖ですが、解いて作り直すことにしました。
袖の長さは前回と一緒なのですが、少し縮んでしまったようでギリギリでした。
裏地も同様にやり直し。
裄わたを付けてから肩パットをつける前に、袖山の具合を比べてみました。
これは、肩パットを付けた後です。
嘘みたいにきれいに整いました。
これに入れた肩パットは厚さ5ミリで、江坂の大塚屋で以前購入した一番安価なもの。
サイズも小さいのですが、これでも充分役目を果たすと思いました。
昔は肩パットを入れても入れなくてもいいと思っていたのですが、これを見て面倒でも肩パットを入れようと思ったのでした。
これで後は中綴じの処理と、ボタンホールとボタンつけのみ。
またこれも時間がかかる作業なので、次回にしようと思います。