私が思うに、洋裁をしていてパターンのことは独学では限界があると思っています。
5年半パターン教室に通い、その前はそれなりに独学みたいなことをしていました。
スタイルブックという洋裁の本にたまに載っている、パターンの作り方など見てそれなりに服を作ったりしていました。
しかし、基礎を習っておらず、または基礎が書いてあっても一人で理解するには難解でそこは飛ばしていました。
その後5年半、ゼロスタートからパターン教室で学びましたが、最初の頃はちんぷんかんぷん。
実は3年目で3級のパターン検定を受けたのですが、その時もダーツ展開の理屈が分かっていませんでした。
私が行っていた教室は、「ここを〇〇したいから、ダーツを利用して・・・」というふうな理由づけの説明もなく、「裾をこのくらい広げて」とか「ダーツは〇〇畳んで」と言うだけ。
どうしてこうするかの説明もなく、それを聞いて無い頭を捻ってパターンを作っていく(私はそう感じた)、という感じでした。
一つ一つの工程をこなさないと次を教えてもらえず、できる前に次の作業のことを知りたくて聞こうとするものなら、呆れた感じで叱咜。
自分の気に入らない質問がくると声を大きくして怒ったり、プイッとしたりして「嫌やな〜」って感じていましたが、とりあえずここで学ばないと先が無いと思っていたのでやっていました。
終わりはなくて、ある程度学んだのでこちらから辞めたという形ですが、辞めてから気分が晴れた感じです。
あ、思わず愚痴ってしまいました。(笑)
だから、習ったことの少しだけの応用はできたとしても、今ひとつ自信がなかったり確信が持てなかったりしていました。
そこでAmazonのおすすめで出てきたこの本。
中が分からないので不安でしたが次の日に購入することを決めました。
新文化式原型の基本が書いてあり、シャツ、ジャケット、コートのパターン展開が詳しく書いてます。
今、自分の原型は作っていますが、試しにこの新文化式原型でも自分の原型を作ってみようかと思います。
一つのところで学んだことがベストではなく、いろんな視点から知った方が自分の安心感に繋がると前々から思っていたので、これを機にもう少し勉強したいと思います。